高速バスとさまざまな問題点

事故が明らかにした高速バス界の問題点

路線バスとツアーバス

以前、高速バスの事故により7人が亡くなるという事件がありましたが、この事故は単なる交通事故としてだけでなく、それまで高速バスが抱えてきた問題点を、いろいろとさらけ出す結果ともなりました。

一般に、高速道路を走る高速バスには、路線バスタイプのものとツアーバスタイプのものの2タイプがあります。路線バスタイプのものの場合は、運営を行なっているのがバス会社や鉄道会社などで、ツアーバスと比べると料金が高く、また運行本数などもそれほど多くはないようです。

対して、ツアーバスタイプのものは、運営責任は旅行会社にあり、バスの運行は旅行会社から委託されたバス会社が行なっているため、事故があった場合などの責任の所在が不明瞭という問題点があります。

また、旅行会社がなるべく安くサービスを提供しようとするために、無理のある運行スケジュールが組まれたり、高額なキャンセル料がかなり前から発生してしまうというようなことも見受けられました。

新高速乗合バス

問題となったバス事故以来、国土交通省が中心となって高速バスや貸切バスの安全性の見直しが行なわれ、新高速乗合バスなどのしくみも整備されつつありますが、安心して高速バスを利用するためには、まだまだ利用者側の慎重な高速バス選びが必要です。